Tail 定理カード一覧画面

Tail – 定理カードをさっと一覧できる RecyclerView ミニアプリ

数学の定理カードを、スマホでぱっとスクロールして眺められるようにした 極小サイズのトレーニングアプリです。 「定理名」「命題」「条件・結論」「タグ」などを 1 枚のカードにまとめ、 RecyclerView によるリスト表示で復習をサポートします。

作品の説明

Tail は、「定理リスト作成アプリ」のごく小さいコア部分として作った ミニアプリです。 まずは 定理カードを一覧表示する ことだけに絞り、 RecyclerView と ViewHolder をちゃんと設計する練習も兼ねています。

1 画面にカード型のセルを縦に並べ、 スクロールするだけで「今日復習したい定理」をざっと確認できます。 将来的には、カードのタップで詳細表示や、 「証明を隠す / 表示する」モードなどにも発展させていく予定です。

  • ① 定理カードデータ(タイトル・本文・タグ)を定義
  • ② RecyclerView + Adapter + ViewHolder を実装
  • ③ カード風のレイアウトで 1 行 1 定理を表示
  • ④ スクロールでざっと復習できる UI を確認
  • ⑤ 後の「定理リストアプリ」のベースとして再利用する想定

システム概要

Tail のアーキテクチャ構成図

MainActivity(または Fragment)に RecyclerView を配置し、 Adapter と ViewHolder で定理カードをバインドしています。 データソースは最初はローカルのリストから始め、 後で Room や JSON 読み込みに差し替えられる構造にしました。

技術スタック

  • Android / UI: Kotlin, RecyclerView, CardView / Material Components
  • Architecture: Activity / Fragment + Adapter(小規模)
  • Data: Kotlin データクラス(将来 Room 連携を想定)

主要コンポーネント

  • TheoremCard: 定理名・概要・タグ・分野などを持つデータクラス。
  • TheoremAdapter: RecyclerView.Adapter 実装。 onCreateViewHolder / onBindViewHolder でカードを描画。
  • TheoremViewHolder: 1 枚の定理カードの View を保持し、 タイトル・本文・タグの TextView をキャッシュ。
  • MainActivity / TheoremListFragment: RecyclerView を初期化し、Adapter に定理リストを渡す役割。

技術解説

DATA MODEL

「定理カード」を表現するデータクラス

Tail では、1 枚の定理カードを 1 つのデータクラスで表現します。 最低限「定理名」「概要」「分野・タグ」があれば 一覧での復習に使えるようにしました。

例:
data class TheoremCard(
  val id: Long,
  val title: String, // 定理名
  val statement: String, // 命題(ざっくり版)
  val tags: List<String> // 分野 / キーワード
)
RECYCLER VIEW

シンプルだけど丁寧な ViewHolder 実装

小さなアプリですが、ViewHolder できちんと View をキャッシュし、 onBindViewHolder でデータと紐づける基本形を意識しました。 後で DiffUtil や ListAdapter に差し替えられるように、 構造をシンプルに保っています。

Adapter イメージ:
class TheoremAdapter(
  private val items: List<TheoremCard>
) : RecyclerView.Adapter<TheoremViewHolder>() {
  override fun onCreateViewHolder(...) = ...
  override fun onBindViewHolder(holder, position) {
    val item = items[position]
    holder.bind(item)
  }
  override fun getItemCount() = items.size
}
UI / CARD

「暗記カード」を意識したカードレイアウト

画面上のカードは、暗記カードをイメージして タイトルを大きめに、その下に一行の概要、 下端にタグを並べるようなデザインにしています。 RecyclerView の中で CardView を使う練習としても位置づけました。

EXTENSION

後から Room や検索機能を差し込みやすい構造

現時点ではメモリ上のリストを表示するだけですが、 データアクセス部分を分離しておくことで、 将来的に Room データベースや検索バー、タグフィルタなどを 追加しやすい構成にしています。

実験・結果・課題

定理カードを 30 枚並べてみた

線形代数や解析、幾何など、分野を混ぜて 30 枚ほどカードを登録し、 スクロール感や可読性を確認しました。 単純なリストでも、「タイトル+一行要約」を眺めるだけで 意外と記憶が呼び起こされることがわかりました。

Tail の定理カード一覧画面
(a) 定理カード一覧
Tail のスクロール中画面
(b) スクロール中の様子

現在の課題

Tail は「読むだけ」のミニアプリで、 まだクイズモードや検索機能、タグフィルタなどはありません。 定理カード自体も手入力のため、 本格的に使うにはデータ入力の効率化が必要です。

検索・フィルタ機能は未実装 Room / JSON 入力への対応を検討

動画リンク

アプリ起動 → 定理カード一覧の表示 → スクロール → いくつかのカードをタップして詳細(Toast など)を表示する 簡単なデモ動画です。

Tail で定理カードをスクロールして眺めるデモ

まだできていない部分と今後

「定理リスト作成アプリ」への橋頭堡としての Tail

Tail は、将来的に作るフル機能の「定理リスト作成アプリ」の 最小表示モジュールという位置づけです。 ここで RecyclerView やカード設計を固めておくことで、 後から「検索」「クイズ」「証明の隠し表示」などを スムーズに追加できる基盤を作っています。

  • 短期: Room 対応・検索バー・タグフィルタの追加。
  • 中期: カードを左右スワイプして「暗記カードモード」化。
  • 長期: Obsidian / LaTeX ノートとのリンク、 定理同士のグラフ表示と連携。

これからの改善点と開発計画

表示 → 検索・フィルタ → 暗記モード → 他ツール連携、 の順で少しずつ拡張していくイメージです。

  • Data: Room / JSON からの読み込みに対応。
  • UX: 検索バー、タグチップでのフィルタ。
  • Train: 定理カードをランダムに出すクイズモード。
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Room 対応・データ読み込み
検索バー・タグフィルタ実装
暗記カードモード/クイズモード追加

このプロジェクトを通して

感じていること

Tail を作る中で、「小さな UI コンポーネントをちゃんと作ること」が 後から効いてくるという感覚を持ちました。 単なる RecyclerView の練習に見えて、 定理リスト作成アプリや他の学習アプリの基礎部品として 使い回せる手応えがあります。

数学の定理をシステムとして整理する最初の一歩として、 まずは「一覧でちゃんと眺められる」という 当たり前の部分を固められたのが Tail の成果だと思います。

今の自分へのメモ

  • ・小さいミニアプリでも、あとで再利用できるようにコードをきれいに保つ。
  • ・定理データの入力フォーマットを早めに決めて、他ツールとの連携を意識する。

リファレンス & リンク

リファレンス

  • Android Developers – RecyclerView
  • Android Developers – ListAdapter / DiffUtil

リンク